長年の経験が培った勘と技術による 「こだわりの製法」
まだ夜が明けきらない早朝、熟練した職人が銅釜でわらび粉を炊くところからもち蔵家の一日は始まります。時に大きく、時に小刻みに櫂を操りながら餅を寝るのは至難の業。力強さと繊細さが求められる、これぞ幻の食感を生み出す秘訣なのです。
もち蔵屋では、わらび餅の製造工程をすべて手作業で行っています。これは、天気や気温によって材料の配合や各工程にかける時間を微調整するため。それゆえ一日につくれる数はわずかですが、自分たちが胸を張れる商品を提供するには譲れないこだわりなのです。
時間が経つにつれ粘度が増し、櫂さばきが困難に。この状態でしばらく練り続けます。
工房にリズミカルに響き渡る「とっぷん、とっぷん」という音が一日の始まりを告げます。
練り上げたわらび餅は木箱に移して粗熱を取ります。濃い飴色は高純度本わらび粉の証です。
形を保てるギリギリの固さになったら、きなこをたっぷりまぶして一口大に切ります。
お客さまに感謝、地域に感謝しながら
ひとつひとつ真心込めて手づくりします。
平素よりもち蔵家 本店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。もち蔵家 本店創業より、おかげさまで多くの方々に支えられながら、わらび餅づくりに精を出す日々です。当店は完全手づくり・少人数体制のため一度にたくさんの量をお届けすることはできませんが、これからもこつこつと、「みなさんを笑顔にするわらび餅」を目指し、従業員一同精進してまいります。
もち蔵家 本店 女将:岡崎朋子